38歳から始まりました

38歳で結婚、田舎へ移住3年目。現在41歳。田舎暮らしに、不妊治療。そして妊娠。急にやってきた変化に驚きつつな日々

終わってしまいました・後編

1日寝続けていたため、夜中にあまりの腰痛で目が覚めましたが、すっきりと目が覚めました。

体はいったん落ち着いたようです。

一日ぶりに朝ごはんをつくり、夫と食べました。

 

今日のことをずっと覚えていたいなと思って、初めて袖を通す服を着ました。

昨日電話をした病院に行くことにしました。

当たり前だけど、病院には妊婦さんだらけ。

 

あぁ、私もあの幸せな中に入りたかったなぁと初めて妊婦さんを見て羨ましいなという感情を持ちました。

 

ドキドキしながら中待合での時間を過ごし、問診→内診へ。

そこのクリニックでは内診台によくあるカーテンを引かず先生の顔とエコーの画面が見える状態で診察してくれます。

私、あのカーテン苦手なんです。

プライバシーなのかもしれませんが、孤独感すごくないですか?

なのでその状態で診察してくれるとそれだけで安心できました。

エコーを見るや否や先生はすぐに「子宮の中きれいになってますね。もう何も残ってません。」「流産でしたね」と

やっぱりかぁ。

その後、少し洗浄していただいたのですが、鬼のような痛み。

先生がごめんねごめんねと言いながら処置してくれました。

そして、再び診察室へ。

子宮の中はすでに綺麗になっているので、これ以上の処置はいらない。

収縮剤等の薬もなくて大丈夫。

清潔にだけ留意して過ごしていればOKと。

 

そして初期の流産について説明してくださいました。

初期の流産は母体のせいではなく、胎児の弱さであること。

10人中6人ぐらいは受精しても着床にも至らないこと。

(そんな着床の奇跡が私達夫婦に起こっていたことが嬉しかったです。)

またすぐに妊娠を希望しても問題ないとのこと。

次はまた卵も精子もさらの状態だから大丈夫!

と、丁寧に説明してくださいました。

 

診察室を出て、夫のところへ。

やっぱりダメやった、とだけ小さな声で伝えました。

傷ついた悲しい顔の夫がかわいそうでした。

こんな顔、見たことなかったなぁ。

 

車に乗り込んで、先生が説明してくれたことを夫へ説明。

次に向けて頑張ろう!と声をかけあいました。

今日は弔い酒だね!

おう、飲め飲め!久しぶりだな。

 

帰り道にお買い物をして、お昼ご飯を食べて帰ろうとなった時に片頭痛発作が。。。

え、このタイミングで!?(いや、まぁなるタイミングだろうな)

弱り目にたたり目

片頭痛発作の前駆症状である目がちかちかする状態でお昼ご飯完食。

お家に帰ってしばらくお昼寝。

 

夜は二人で久しぶりに晩酌。

「楽しい日々をありがとう」と

3週間ぶりに飲むビールは美味しかったというよりほろ苦かったです。

初夏に漬け込んでいた梅酒も解禁しました。

たった3週間だったけど、毎日が新鮮で長い長い3週間だったね。

いろんなことを教えてくれたね。

綺麗好きの夫に似て、すっかりお部屋を綺麗にして出て行っちゃったね。

などなど、楽しくて幸せだった3週間を振り返りながらお酒を飲みました。

 

ずっと明るい雰囲気で過ごしていたのですが、何気に目に入った居間に飾ってあった友人達がくれた色紙とその時かかっていた曲が呼び水となってまた泣いてしまいました。

 

毎日が本当に今までと全然違って楽しかったこと

もっと一緒に過ごしたかった、会いたかった

寂しい

 

夫がそうやね、そうやね、よく頑張った、ありがとう

繰り返し言ってくれました。

夫も辛いのに私ばっかり泣き言を言ってしまって本当に申し訳ない。

もうしばらく二人で頑張ろうねと励ましました。

 

今回の私の妊娠生活はわずか3週間で終わってしまいましたが、本当に本当に幸せで素敵な3週間でした。

片時も忘れることなくずっと感じていた、考えていた3週間。

 

妊娠すること、そしてそれが継続されること。

自分が今ここにいることの奇跡を感じることができました。

 

またすぐ近いうちに私のお腹に宿ってくれますように。

いつまでも寝ていたくなるふかふかベット用意して待ってるからね。