38歳から始まりました

38歳で結婚、田舎へ移住3年目。現在41歳。田舎暮らしに、不妊治療。そして妊娠。急にやってきた変化に驚きつつな日々

獅子舞 has come

朝晩は涼しい田舎暮らしですが、晴れると真夏同様。

草刈り決行するも、汗だくとなりました。

 

朝ご飯を食べて、スマホでネットサーフィンしていると

「おはようございます~」and ガラガラガラ~

挨拶と共に、玄関の戸を開ける気配。

 

ご近所さんとの距離が近い田舎暮らしであっても閉まっている戸を開けてくる人は早々いません。

 

私のメンターであるお向かいのおじちゃんですら戸は開けない。

(縁側の窓が開いているの「おるかぁ~」と声をかけてくれる)

 

え、なになになに?

と思って玄関に向かうと宮司さん的な格好をしているオジサン2名 with 獅子舞

 

「●●からやって参りました。どうぞ。」

と、お札を2枚渡される。

 

「は、はぁ。」

思わずお札を手にする。

 

で?

 

私が無言で固まっていると、

 

「お気持ちをいただけましたら」 と、おっさん。

「お気持ち?」(はぁ?)

 

「千円ぐらいでも」

 

お札、有料で押し付けに来たんかい!

 

田舎で暮らしていくお金は都会に比べて少なく済みます。

が、しかし。

都会に比べてどどんとかかってくるお金もあります。

 

それは何か?

 

寄付とお布施

 

これがどーんとやってきます。

 

私たちが移りすんだ去年はちょうど氏神さんの何かのタイミングだったらしく、ご近所さんは一万円ぐらいのお布施をされていました。

(私たちは新参者なので千円だけ)

 

区内のお寺の掃除は2か月に一回あるし、寺社仏閣に対する要りようが多いのです。

なぜだか緑の募金も当たり前のように回覧板と共に徴収されるし。。。

 

そんな感じで集金されるお金が多いのです。

 

なもんで、大阪にいる感覚ではそんなお札2枚に千円なんて絶対払わないのですが、ここは田舎。

 

突っぱねるべきか、合に入れば郷に従えなのか。。。

 

頭がパニックのまま、その堂々としたカツアゲ風景に飲まれて合に入ることにしました。

 

すると、始まりました、獅子舞の舞いが。

 

突如、玄関先で。

 

ぴ~ひゃらら~と笛の音と共に、獅子舞が形ばかり舞います。

玄関先で。

背景に我が家の自家用車が見えます。

自家用車と獅子舞。

おっさんの笛。

なんだこら。

 

もうなんだか、その不思議な風景に笑いが止まりません。

しかも10秒程度で終了。

深々とお礼をして去っていきました。

 

え、千円10秒⁉

 

めっちゃぼろい商売やん。

 

コピーしたお札2枚に10秒程度のおっさんの舞い。

それで千円。

 

時給いくらやねんな?

 

計算するのも恐ろしい。。。

 

取り敢えず、パニックの頭のままネットで検索。

そういった風習がこの辺にはあることが判明。

 

午後にご近所さんに会ったので、今日の舞い千円の話をする

 

「あぁ、それな。魔除けみたいなやつや」

あぁ、やっぱりこの辺であるやつなのね。

詐欺でなくて一安心。

 

「昔は6、7人でやってきて結構長いこと舞ってたんやけどなぁ。体が動かん人が増えてきて来る人も減ってるみたいやな。なんやぁ10秒かいな」

 

千円の価値めっちゃ下がってるやん。

しかも2軒どなりのおばちゃんは獅子舞に頭噛んでもらえたらしい。(同額です)

あたしにはそんなオプションもなかったやん!

めっちゃ楽して稼いでるやん。

 

 

対応策として、おじちゃん曰く

 

 

「笛の音鳴ったら逃げい」

 

みんな、そうしてるらしいです。

 

勉強代ですね。

 

次回からは近くにお囃子の音したら逃げます。

戸鍵かけます。

 

そして、獅子舞の魔除けの効果なく、午前中にはあったはずの畑のキュウリが夕方失踪。

 

猿食い散らかしてました。

 

効き目ないやん。。。

 

田舎の神人との付き合い方は難しい。。。