38歳から始まりました

38歳で結婚、田舎へ移住3年目。現在41歳。田舎暮らしに、不妊治療。そして妊娠。急にやってきた変化に驚きつつな日々

産まれましたーその②

洗濯物が一瞬で乾く日々がありがたいです。

授乳の合間に書くつもりが、泣き出したので授乳しながら書いています。

できるもんですね。(笑)

授乳クッション、神です!

 

続きです。

gyozatobeer.hatenablog.com

 

分娩室は当たり前ですが、「the分娩室」な感じ。

着替えを済ませ、内診台をもう少し広くしたような椅子ベッドみたいなところによいしょと乗り込みます。

ここでパンツも履き替え、産褥パンツ&産褥パッドになりました。

分娩室に着いたのが5時過ぎ。

そこから子宮口全開大(助産師さんが人工的に破水をするまで)が地獄でした。

1、2分ごとに襲いかかる尋常じゃないうねりを伴うような痛み。

それをフーフーと息を吐きながら、息まずやり過ごすしかない拷問のような時間。

痛みでお腹も足もがくがく震えており、痛みで頭が狂いそうでした。

 

陣痛がもうどうにもこうにも辛くなってきた時、助産師さんに長くじゃなく、勝手に力が入ってしまう分は息んでも大丈夫よと言っていただけたので、3%くらい楽になりました。

 

パシャっという音とともに、破水。

コロナ対策のため、私を取り囲むようにビニールシートが張られ、助産師さんも無菌ガウン&ゴーグルを装着。

いよいよ分娩がスタートです。

ようやく息める!!

陣痛をただただ逃すだけの時間からベビーを産みだす時間に移行したことが本当にうれしかったです。

陣痛の波に合わせて息むを繰り返すのですが、息み方がが難しい。

「大きいうんこを出す時みたいに」と言われるのですが、えぇ?そんなうんこに小さい時と大きい時って息み方違うかったっけ??

体を丸めながら肛門側に力を込めるようにって感じなのだと思います。

息めども息めども、なかなか進まず。

そこでタイムアップ。

私ではなく助産師さんですが。

夜勤の助産師さんから日勤の助産師さんにチェンジです。

入れ替わりの時間のためか、さっきまで山盛りいたスタッフがほとんどいなくなり、入れ替わった助産師さんする一瞬いなくなる時間もあって、不安と痛みもMax。

怖いー怖いー。

痛いー痛いー。

 

次の助産師さんにお産を進ませるため導尿をしてもらい、息み続けるのですが、進まず。

5時に分娩室に入って9時過ぎ。

助産師さんに「頑張ってー。午前中には生まれるからね」と言われ、

「そんなにかかるんですか!?」と一気に戦力ダウン。

助産師さん焦って「いや、そんなことないよ。もっと早いよ」とフォローも疲労がピークに。

そんな私の状況から「このまま息んでも状況変わらないから1回横向きになって息みましょう」と言われ、横向きポーズへ。

そんなので変わるのかしらとヘロヘロと体位を変え、次の陣痛に合わせて息むとグワッと塊が進んだ感じが自分でもわかりました。

あ、これ絶対頭出て来てる!

助産師さんからナースコールを渡され、「私が今!って言ったらこれ押してね」と指示されました。

えぇ、何それ⁇と思いながらナースコールを握りしめ、次の陣痛に合わせて息んだ時、助産師さんに「今!」と言われナースコールを押すと、スタッフが一気に私の部屋へ。

「もう出てきてるよー!下見て!もう息まなくていいよ!」

慌てて下を見ると私のベビーが見えてきました。

ハッハッハッハッハッハッと息を吐きながら、思わず隣にいたスタッフの方に抱き着きながら我が子が出てきた瞬間を見ました。

「産まれたよ~!!」

抱えられて、処置台に移動していったベビーが見えていたのですが、光輝いて見えました。

私の第一声は「良かったーーー」でした。

無事に産まれてくれて

この痛みが終わってくれて

万感の思いが詰まった「良かったーーー」でした。

処置台で吸引された後、鳴き声が聞こえました。

おんぎゃーおんぎゃーの声を聞くと涙が出てきました。

助産師さんが顔もとに連れて来てくれました。

とてもとてもかわいい私の赤ちゃん。

「かわいいぃぃぃ」とまた涙。

助産師さんが「写真撮るからスマホ貸してくださいねー」とそこから助産師さんがバッシャバシャ写真と動画を撮ってくれました。

体重はなんと3,496gとビッグベイビーでした。

そら、苦しかったはずや。。。

ベビーの様子を見ながらも、先生がちゃくちゃくとガウンを着ているのが目に入りました。

こ、これは。。。

オシモ、縫われるな

案の上、先生からは「赤ちゃん頑張って出て来てくれたからちょっと傷がたくさんできちゃったので、今から縫っていきますねぇ。」とのこと。

え、1か所ちゃうんや。。。

先生によると傷は計3か所。

膣の両サイドと肛門側にも1か所傷が。

そこから地獄の痛み到来。

麻酔はもちろんしてくださっているのですが、表面麻酔なので、奥の筋肉部分の縫合は麻酔が効きづらくとても痛い。

この後、何も出てこない痛みとの闘い。。。

先生に「今、何合目ぐらいですか。。。」と息も切れぎれ尋ねると「うーん。。。半分もいってないかな。。。」

ちーん。

そこから30分以上経ったでしょうか?

ようやく終了し、止血が治まるまで2時間は分娩室で待機となり、横にベビーを添い寝させてもらいながら過ごしました。

子宮の収縮が悪く、700ml以上出血したそうで止血剤の座薬も私の傷ついた肛門から挿入されました。

夫には産まれてすぐラインを送っていたので、ビデオ通話をしました。

義母と並んで初ご対面。

オンラインでこのかわいさが通じるでしょうか⁇

夫には直接見てもらいたかったなぁ。

次に実家へ報告。

2時間の安静後、車いすで病室へ。

ようやく闘いの場を後にすることができました。